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2006年11月 6日

エンジンの信頼性評価

  皆さん こんにちは。スバルの岡田です。まず「レガシィチャンピオン!」へたくさんのトラックバックありがとうございました。編集部よりステッカー送付先確認のメールを送らせて頂きますのでよろしくお願いいたします。次の質問も考え中ですので、是非 次回もよろしくお付き合いください!

  さて、週末はいかがお過ごしでしたか?東京は秋晴れでしたが、日に日に朝晩寒くなっていく季節となりました。スバル車はそのAWD性能をご評価いただき、特に寒冷地でお使いのお客様も多いのですが、どんな耐久試験をしているのか?実験の藤沢からのレポートです。

皆さん こんにちは。 _
パワーユニットの耐久信頼性を担当している藤沢です。今回は、レガシィに搭載されているエンジンの信頼性評価のお話を少々させていただきます。

  現在、レガシィは地球上の多くの国々のお客様に愛用されています。したがって、世界中のどの様な環境下でも車の信頼性・機能を維持することが要求されます。

 そこで今回は、厳しい環境下、とりわけ極寒の地で過酷な使われ方をしても壊れない事を確認する「エンジン耐久試験」のお話になります。

  極寒の地域と言えば、アラスカやカナダ北部をイメージしていただけると分かりやすいのですが、この地域の冬季の外気温はマイナス30℃を下回るのは極々普通の出来事なのです。

 また、この様な地域での移動手段は自家用車がほとんどです。その為 道路の除雪対策も万全です。家のガレージを出るとすぐにフリーウェイに乗って高速走行で目的地に行けると言った状況は当たり前なことなのです。

 その様な地域でもレガシィは大勢の方々に愛用されています。更に付け加えると、レガシィはAWDなので雪道での走行性にも優れており、エンジン始動直後からアクセルを全開で走行する頻度も多くなります。  そうなると、心配なのはエンジンの耐久性・・・。

  極寒の地域では、車を一晩外に置くだけで、エンジンは外気温と同じように冷えてしまいます。その様な状態でエンジンを始動し、アクセル全開にすると、短時間でエンジン全体が高温になり、エンジンの様々な部品に歪みが発生します。
  

  歪みが発生するということは、冷却水をシールする機能が低下し、オイルや冷却水の漏れが発生したり、最悪はエンジンが壊れたりする場合があり、お客様に多大な迷惑が掛かってしまいます。

  ということで、我々の部署ではマイナス数十度までエンジンを冷却し、始動直後からアクセルを全開にして運転する評価をエンジン単体で繰り返し行っています。具体的には、冷凍機で冷やしたクーラントをエンジンに注入し、エンジン外部が霜で白くなるほどに冷却し、始動直後からアクセル全開で運転します。

  その後、エンジンを停止し、また冷やしたクーラントを注入。これを数百サイクル繰り返します。まさに、極寒の地での過酷な走行状態を想定したエンジン耐久試験を行っています。

  車を大事に使ってくださっているお客様から見れば、 「なんて残酷な使い方なんだ!!」 と
思われるかもしれませんが、地球上に過酷な環境がある限り、それに対応出来るエンジンを提供することが我々の責務と考えています。

(写真1.評価前のエンジン)__1

(写真2.エンジン表面が霜で白くなっている状態)Img_0021_cold

(写真3.始動から約3分後、ターボチャージャーや排気管が熱で赤くなっている状態)Img_0032_hot

  今回は、エンジン耐久試験のほんの一例を紹介させていただきました。この他にも、多くの試験メニューを実施し、どんな環境下・走行条件でもエンジンの耐力が尽きることが無いように開発を続けていますので 又ご紹介させて頂きます。お楽しみに。

2006.11. 6 ここだけの話

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受信: 2006/11/06 15:04:19

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» エンジンの信頼性評価 トラックバック Scarlet Needle
レガシィBlogの11/6記事の表題そのままだったりしますが(笑) 信頼性の面でも「温度サイクル試験」は重要不可欠かと思います。 うちの会社の製品でも自社評価する上で、それは試験項目の1つとして重要な位置付けです。 この季節時期、残業帰りにエンジンを始動するならば、外気温はもはや一桁が必須です。 月末になれば、2℃とか3℃とか全然珍しくないでしょう(爆) 来月に入れば確実にマイナス(w 俺の拠点、アラスカ・カナダほど寒冷地ではないですが最低気温は札幌より低い(みたい)です。 そんな中で愛車B4... [続きを読む]

受信: 2006/11/06 23:22:48

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