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2006年9月 7日

4代目レガシィ 開発への思い

  皆さん  こんにちは。 スバルの岡田です。秋の気配を感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

  新車が発表される前に、社内の関係部署にその商品のコンセプトや商品の概要を伝達するイベントがあります。今日は2003年5月にフルモデルチェンジをした4代目レガシィの発売にあたり そのイベント冒頭での清水PGM(当時)の言葉「4代目レガシィ 開発への思い」をご紹介します。

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 (社内向け資料ですので 丁寧でない表現がありますが予めご了承ください。)

 ブームを超えてブランドになる。89年に初代レガシィが誕生して14年。4代目レガシィは「感動性能」と「エモーション」をキーワードに、SUBARUとしての「意志」を継承する中で革新し 次世代への新たなステップを踏み出した。

  14年の歴史、最大の財産は国内保有72万台のお客様であり、市場が形成したレガシィへのシンパシーこそ我々の誇りである。そういった「レガシィファン」の高い期待を 良い方向で裏切り、市場に驚きを与えるとともに、新しい「レガシィファン」を増やすこと… それが4代目レガシィの責務である。 

  一般に「ブームは10年」と言われる。クルマのコンセプトも類に漏れない。但しブームを超えた商品は普遍的な価値とたゆまぬ進化、そして市場の変化に的確に対応し「ブランド」としての地位を確立している。

  レガシィも一貫した意志を曲げることなく 4代目レガシィでグローバルな視野でプレミアム・ブランドとしての地位を確立したい。欧州のプレミアムブランドも、その哲学は長い積み重ねの中で磨かれてきたものであり、ブーム型の新車にはできない財産をレガシィは大切にしたい。

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  一方で、いわゆる右肩上がり時代の価値観が過去のものとなり、「価値観」の構造改革が始まっている。多様化した個人の価値基準による厳しい投資対効果が市場から要求されており「消費の2極化」もその側面である。レガシィの選択が如何に「賢い消費」であり、如何に新しい価値提案に共感を得るか。それも新たな命題であった。

  レガシィは初代から 一貫してスポーツカー並みの走りとセダンやワゴンならではの快適性を併せ持ち,「どこでも安全に、速く、快適な」グランドツーリングカーの思想、スバルのクルマ造りのポリシーである「Active Driving,Active Safety(走りを楽しめる車は安全に走れる)」思想を追求してきた。そのコアはレガシィの最大の価値として4代目においても継承進化させてきた。

  具体的には次の3点を基本的な考え方として貫いてきた。
(1)ブームにおもねるのではなく本物を追求すること。これをこのクルマの開発の核とする。

(2)本質を見極めて、ディテールに至るまで思いが込められた車、我々の良心やこだわり、哲学が感じられる車、我々のクルマの開発の考え方がお客様に見える車、論理性のある車、とすること。

(3)ユーザーとの接点となるデザインにおいて新しい走りを予感させるスポーティでダイナミックなスタイリングフォルム。クルマとしての質の高さ表現できるディテール。高性能高機能感と質感をアピールできるインテリア              

  以上の考え方をベースに、クルマ創りの原点に立ち返り、本質・真理をとことん追求し尽くしていけば、見えてきた課題や相容れない互いの技術の限界を超えたところに必ずや新天地が開かれる、という思いがあった。そこに今までにない新鮮な驚き、新たな喜びが生み出され、これをお客様に感じていただく、お客様の心の琴線に触れるクルマになる、と信じてやってきた。

  超一流の走りとトップレベルの衝突安全、それを支える車両剛性と超一流のブレーキ、一般常識をくつがえす燃費の良さ、こういった狙いを追求するなかで、様々な矛盾点や課題をスバルの全力を投入して解決することができたと思う。  Phl2001184j_1   Phl2001070j
  4代目レガシィは 価値観が違う誰もが「いいクルマだ」と素直に感じることができるクルマである。「走りと機能と美の追求」を旗印に、高速域だけでなく常用域で走っても愉しい。止まっていても座っているだけで感じるものがある。眺めているだけでもうれしい。勿論 操ることにも最大の悦びを感じる。そういった仕様やスペック性能を超えたエモーショナルな「感動性能」を提供することがゴールだった。同時にそれは お客様の知性にも響くものになったと確信する。

 4代目レガシィにおいては どの市場でも どの車型(セダン、ワゴン、アウトバック)でも どのグレードでも、すべてがレガシィの価値を共通に提供できることを念頭に開発してきた。レガシィの価値は280PSといったスペックではなく、お客様が投資するに価する「感性や五感の領域にまで昇華した感動性能」であり それこそが全世界の「レガシィファン」そして「新しくファンになっていただく方々」への回答なのです。(PGM:清水一良)

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CAR OF THE YEARが目的ではありませんが、レガシィは2代目、3代目と惜しいところで受賞を逃してきました。そして、この4代目レガシィで念願のCAR OF THE YEARを受賞させて頂きました。その時 多くのファンの方からお祝いの言葉を頂きましたが ひとえにレガシィの歴史やブランドはユーザーの方々に作りあげて頂いたものであり、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

                                 

2006.9. 7 4代目 D型の進化

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